ゆっくりと沈んでゆく

飛行機はゆっくり、ゆっくり沈み始めていた。しかし、それは非常にゆっくりで、乗客全員を飛行機から脱出させるのには十分な時間が確保できるようだとジェイソンは気づいた。
乗務員はパニックになっている乗客たちを落ち着かせようと懸命に対応していた。しかし、乗客の中には自分のこと以外はどうでもいいと、乗務員の指示に聞く耳を持たず、一刻も早く我先に機内から脱出しようとする人もいた。このような状況ではそれも仕方ないことだろう。しかし、そんな自己中な乗客は、すぐに自分の行動を後悔することになるのだった。